計算ミスの減らし方

計算ミスの減らし方

模試が返ってきて、計算ミスがあっても「しょうがない、気をつけよう」でと軽く流していませんか?

しっかり反省しないと計算ミスは無くならないので、意識してほしいポイントを紹介していきます。

計算を覚える

足し算も掛け算も一桁の計算方法を暗記して、それを組み合わせて多桁の計算をしています。

その計算を細かく分解すればより多くのミスが発生しやすくなります。

例えば、12×12の答えは144と覚えていると、実際に計算するよりもミスは確実に少なくなります。

高校の数学ではもう少し複雑にはなりますが、sin75°を求める問題は、三角関数を学ぶにあたりいい練習になりますが、覚えていれば一発です。

このような計算をいくつかスキップできるようになると、実際に計算する量が減り、計算ミスも少なくなります。

ですが、数学は暗記科目ではないので、英単語のようにわざわざ時間をとって覚える必要はありません。

日々の学習で練習問題を解いているとき、頻出する計算を頭の片隅に残しておくだけで、「あれ、見覚えあるけど、こんな結果になったっけな?」という感じで引っかかり、ミスを修正できることも多いです。

日々の演習で計算結果の経験値を積んでいることを意識してみましょう。

検算スキルを見につける

よく検算をしろと言われますが、検算のスキルは持っていますか?

検算は自分の計算式をもう一度確認する作業とは異なり、短い時間で答えの確認ができます。

効果的で簡単な検算は問題の種類によって異なり、スキルとして知っていないとできないものが多いです。

簡単な例では、小学生の割り算は、自分の求めた商と割った数の積が割られる数に一致しているかを確かめる方法があります。

もう一度、割り算をやり直してみるのとは全然違いますよね?

高校数学では、誘導に乗って極限を求めた後、ロピタルの定理を使って確認してみるといった方法で効果的に検算することができます。

このよういに、逆展開した方がいいのか、別の解き方で試した方がいいのか、簡単かつ効果的な検算方法は、問題によって様々ですが、より多くの検算スキルを身につけていることで、計算ミスは少なくなります。

定性的に見直す

計算結果が現実と乖離していないかは簡単に確認できます。

例えば、面積が負になっていないか、プラスの電荷同士に引力が働いていないかなどがあります。

式展開で問題を解く作業とは全く別の作業になるので、定性的な確認に切り替えるのは練習が必要ですが、特に物理や化学、微積分など実際に数値を求める問題では非常に有効な確認方法となります。

まとめ

計算ミスが少ない人はこんな能力があると知ると、もうしょうがないでは済まなく思えてきませんか?

せっかく理解できている問題を不正解にされないためにも、計算ミスはしっかり反省をして、減らしていきましょう。

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