苦手を減らすことばかり考えていませんか?
もちろんそれも大切ですが、得意分野を持つことの重要性について解説していきます。
全体の点数もつられて伸びる
特にまだ受験が遠い高1, 2生は漠然と全科目を勉強するのはきついと思います。
そんな時、得意科目を伸ばして、苦手な科目も引っ張るという方法があります。
これは得意科目の点数で、苦手科目の点数をカバーするということではありません。
例えば学校で一番英語ができる人を想像してみてください。
その人が数学と国語が壊滅的にできないということはあまり少なく、むしろクラスで優秀な成績を取っている場合が多いのではないでしょうか。
数学でも国語力は必要と言われるように、わずかながら高校の勉強は全科目でリンクしている部分があります。
非常に学力の低い人が英語だけは異常にできるという例は少なく、やはり全体的な基礎学力の高い人の方が得意科目もよくできます。
そこで、自分の得意科目をクラスの誰よりも伸ばせば、他の科目も引っ張られて伸び、総合してもクラスの上位になれると思います。
模試の点数が安定する
特に数学の場合ですが、自分の得意分野がある人はその分野の問題を解ける可能性が高く、その分野が毎回出題されていれば、安定した得点源になります。
綺麗事のようですが、例えば数学は大問が5つあって、その全てをできるかできないか運任せでは点数は安定しませんが、「積分は得意だから積分の問題は解いて、あとは出来そうなものを解こう」という人は少なくとも大問1つは狙って毎回解くことができ大体の点数が決まってきます。
自分の得意分野を意識できていれば、全ての問題を同一視するのではなく、自分に向いている問題から優先的に解くことができるようになります。
モチベーションが上がる
やっぱり一番大きいのはこれではないでしょうか?
私は数学が中学から得意で、高校の先生にも褒められたので、数学を勉強するのが楽しくなり、どんどん数学を伸ばすことができました。
学校の友人からもすごいと認められると、数学ができなかった時「どうしたの?」とプレッシャーをかけられるので、やらざるを得ない状況にもなります。
勉強しなければならない状態から、勉強したい状態になれば、得意科目の勉強時間は苦に感じなくなり、他の科目の勉強時間も伸びると思います。
苦手科目を放置していいわけではない
だからといって苦手科目をやらなくていいわけではありません。
入試問題は難易度が均一なわけではなく、簡単なものから難しいものまであります。
その中で、得意分野で難しい問題を解き差をつけることで合格となるのですが、苦手分野で簡単な問題が解けない方がダメージが大きいです。
みんな解けている簡単な問題が解けなかったら、自分にしか解けない難しい問題を解いてカバーしなければならないわけですが、そのためには得意分野でかなりの努力をする必要があります。
でしたら苦手分野を復習して、簡単な問題は解けるようにした方が楽だと思います。
まとめ
苦手分野をなくすことは大切なので、そればかりが強調されがちですが、得意分野に目を向けてみることにも多くのメリットがあります。
科目ごとに向き合って、それぞれ模試での時間の掛け方や勉強方法を考え直してみましょう。
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