時期別に化学の勉強法を解説!

時期別に化学の勉強法を解説!

化学の問題集はいつから始めますか?

決めていなかったら参考にしてほしい、受験までの化学の勉強計画を解説していきます。

勉強の流れ

基本的には物理と同じく、基礎知識を入れて、問題演習をする流れになります。

ですが、理論化学の知識を有機・無機に使うので、理論→有機・無機の順番は崩さないようにしてください。

また、教科書を全部覚えようとすると、知識量が非常に多くなってしまいます。

物理は教科書の知識がなければ解けないし、使い方を学べない問題が多いのですが、化学は問題を解きながらでも知識を整理することができます。

なので、化学の大まかな計算方法などが身についたら、早めに問題を解いてみて、どんな知識がよく聞かれるのかなどを感じてみてください。

化学も高2〜高3の前半は模試で点数が伸びにくいですが、物理同様問題演習を積んでこそ伸びる科目ですので、焦らずに基礎を学んで、効果的な問題演習ができるように備えましょう。

時期と勉強法

最も大切なことは受験までに重要問題集のすべての問題を自分の力で解いた状態にすることです。

それを目標に長期の進度を管理するようにしてください。

ポイントは高2のうちにいかに理論化学を進めておくかです。

遅くとも高3夏休みには理論化学の演習を始めたいので、高3に入ってからでなく、高2のうちから始めておくことをオススメします。

ウェイトとしても理論化学が最も大きいですし、その知識を有機・無機にも使うので、できるだけ時間をかけて丁寧にできるといいでしょう。

有機・無機の進度が遅い場合でも、理論を先に進めておけば全体として余裕は出てくるかと思います。

また、重要問題集も過去問演習の時期まで続けていい参考書です。

過去問演習の時期に基本的な参考書を1周するような暇はありませんが、過去問演習の隙間時間にできる勉強は必要なので、多少解き切れていなくても受験までに終わればいいと思ってください。

問題のパターンを意識しよう

化学では何度も行っているように、問題のパターンが少ないです。

理論であれば、酸化還元ではカリウムか酸化マンガンのように、扱われやすい物質がありますし、無機も各イオンの性質はイオン分析を通して聞かれることがほとんどです。

イオンとその性質を1対1で覚えることも大切ですが、イオン分析の過程に従って、どのタイミングでどのイオンの性質を使うのかも覚えておくとより実践的な知識となります。

教科書の全ての知識を完璧覚えるのも大事ですが、実際にどんな知識が出やすいのか?どんな聞かれ方が多いのかを感じておくと、重要な部分を重点的に覚えられたりします。

基礎の参考書

物理にはエッセンスがありましたが、化学には圧倒的にオススメできるものはありません。

私は「〇〇先生の理論化学」みたいな知識が整理できて、少し問題も付いているエッセンスに近いものを使っていました。

教科書でも良いですが、適宜問題を解きながら、受験前には辞書としても使える、知識のまとまった参考書があると便利です。

まとめ

化学も教科書で勉強したことが点数につながり始めるまでに時間がかかる科目です。

今の点数に悲観的になりすぎず、先の計画をしっかり持って勉強することが大切です。

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