化学の問題集といったら定番中の定番ではないでしょうか?
今回は学校で配布されることも多い重要問題集について解説していきます。
化学は問題のパターンが少ない
化学の特徴として問題のパターンが少ないことが挙げられます。
例えば酸化還元の分野は20本ぐらいの半反応式が教科書に載っていますが、入試問題によく出るのはカリウム滴定と酸化マンガン滴定のたったの2本だけなんです。
理由は実験でよく使うからで、より現実に近いからだそうです。
ですので、その2パターンの問題演習を丁寧に記憶しておけば酸化還元問題の得点率は一気に上がると思います。
このように化学は教科書の知識の量と比べるものは少なく、また使い方も限られてているので、いかに幅広く入試問題を解いてその傾向を感じられるかが重要になります。
圧倒的な網羅性
そんな問題をたくさん解いておきたい化学において、入試問題を被らないようにピックアップした重問は非常に網羅性が高くオススメできます。
それでも似たような問題が出ているのであれば、その分野の出題パターンは特に少なく、そのもの問題が極めて重要であることを感じ取ってください。
使い方は物理の重問と同じように1周目でできなかったものだけを2周目、3周目と減らしていき、最終的に全ての問題を自分の力で解いた状態にしましょう。
復習をしっかりしてこの1冊を確認できれば、化学は誰でも得意になれます。
演習しながら知識を補充
化学は知識を完璧にしてからでなくてもある程度理解していれば演習を始めてもいいと思います。
基本的な考え方さえ理解していれば細かい知識は解説を読めば補充できるからです。
物理は公式を知らないと解説が理解できないので、基礎を完璧にするよう言いましたが、化学では演習を通じて獲得し整理できる知識も多くあります。
問題のパターンの少なさゆえ、教科書で覚えるよりも、どんな風に出題されるのかを知ってからの方が覚える方が効率よく進められる場合があるからです。
例えば無機化学のイオン滴定は1つ1つのイオンの性質を整理することも大切ですが、実際にはイオンが全てが混ざった状態から1つ1つに分ける過程が出題されることが多いので、タイミングによって有効な操作を整理することも重要になります。
このようになんのためにその知識を使うのかを先に知ったり、どんな知識がよくでて重要なのかを知ることが化学では有効なのです。
まとめ
学校で授業で履修が終わったら、できるだけ長い時間をかけてください。
この本を終える頃から一気に点数が伸びるので、焦らずに1問1問知識を吸収しながら丁寧に進めましょう。
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