勉強しているのに数学の点数が伸びないなら以下のような原因はありませんか?
自分の模試を見返してみて、そんな原因が見つかれば解決するきっかけになると思います。
分野ごとに差があるとき
「そんなのないよ!」という人も客観的に模試の分野別得点を見返してみてください。
確率、ベクトル、数列、微積、図形…自身がない分野はありませんか?
私は問題文の日本語がなにを言っているのかさっぱりわからない確率がすごく苦手でした。
受験まで苦手分野が残っていると、もし第一志望の大学でその分野が出題された時、捨てるしかなくなってしまいます。
数学は5問程度しかないのに大問1つに挑戦できないのはかなり痛いです。
そのためにも苦手分野を見つけることができたのならば、チャンスだと思って思いっきり復習しましょう。
私は、「ハッと目覚める確率」という確率だけの参考書を1冊やったら、確率の苦手を克服したどころか、知識や解き方を完璧に学び得意な分野になってしまいました。
できすぎた話のように聞こえますが、その分野の苦手を克服したいという明確な目的意識の元、参考書1冊分も知識を確認し問題演習を積めば、周りの人よりできるようになることは十分に考えられると思います。
ただ淡々と問題集を1冊解き続けるよりも、自分に向き合って弱点を分析し、必要性の高い勉強をする方がとても賢い努力だと言えます。
各大問の(3)が解けていないとき
いつも(1)(2)はかろうじて解けるんだけど応用問題まで解ききれない人も多いと思います。
まず、(1)(2)で得点できていることはすごいと思いますし、解ききれない問題でも途中まで食らいつけることは武器になるので継続してください。
そんな中どうやって(3)を解けばいいかというと、作問者の誘導に気づく事と余白を綺麗に使う事です。
まず、各大問での目的は(3)を求めることがほとんどです。
そのためのステップとしてできない人の得点にもなりそうな(1)(2)を設置しているわけです。
小問集合でない限り、(1)(2)の内容とは全く無関係に(3)が求まるということは考えにくいので、露骨かそうでないかの違いだけで全問には誘導があると思ってください。
そこで、純粋に(3)に挑戦するのではなく、全問の情報はどう生かせるのかというのもヒントにしながら解いてみてください。
また、計算スペースを綺麗に使うことにも気を使ってみてください。
1ページの余白にあっちこっち自由に書いてはいませんか?
そんなに時間は変わらないので計算過程が追えるように縦に続けて書くよにしてみてください。
前問の検算がしやすくなり、計算ミスが減れば次の問題の正答率も上がりますし、何より問題に対して焦りがなくなります。
というのは難しい問題ほど焦って計算をごちゃごちゃ書いて余計に情報を整理できなくなっていきますが、綺麗に計算していると余裕で解ける問題を解いているような錯覚をします。
ただでさえ難しい問題ですので、自分からさらに複雑化するのは避けましょう。
毎回点数が安定しないとき
数学は5問しかないので1つ1つ解けるか解けないかで点数が大きく変動しやすい科目だと言えます。
その点数の良し悪しはどんな問題が出てくるかの運任せでは、受験の合否も運任せになってしまいます。
その対策として、自分の得意分野を2, 3個発見してください。
その分野が出てきたら解くと決めておいて、残った問題の中からその時出来そうなものを解けば運要素は少なくなり、最低でも何点はとれるというのもわかるようになってきます。
私は微積と極限、確率に自身があって、その分野ならどんな問題でも解いてやると決めていたので、東工大の入試ではきっちりその3分野を完答し、残りは部分点で稼いでうまくいきました。
自分の得意分野を伸ばすというのはあまり聞かないかもしれませんが、数学はだいたい5問中3問完答できれば十分な場合が多いので、事前にどの分野の問題で完答しようと考えておくのも一つの手だと思います。
まとめ
自分は数学はもっと数学を伸ばす必要があるとしっかり自己分析出来ている時点で素晴らしいです。
原因が当てはまらなくてもこんな風にどうしたら解決できるかを模索してみてください。
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