予備校には行くべきか?

予備校には行くべきか?

予備校に行くか行かないかは大きく意見が分かれるように、予備校は必ずしも良い、悪いとは言い切れない部分があります。

メリットとデメリットを考えて、自分は行くべきか、通っている人は上手に使えているか確認しましょう。

予備校にいくメリット

「予備校なんか行く意味ない」という人も見かけますが、予備校にはメリットがあるのは確実です。

通うかどうかを決めるにあたり、まずはそのメリットを考えてみてください。

授業はやっぱり学力が伸びる

予備校の授業はやっぱり充実しています。

学校の先生の主な役割は教科書内容を学ばせることですが、予備校の先生は受験で点数を取るための授業です。

学校で英語のコミュニケーションを大事にする先生の気持ちもわかりますが、受験の観点から見るとやはり無駄に感じてしまいます。

入試問題を熟知し、出やすい知識を中心に学ぶことができる予備校の授業はやっぱり効果的です。

予備校に行ったからといって合格するわけではありませんが、教育にお金をかけてもらっている医者の息子が医学部に合格することも多いように、予備校に通っている人の合格率が高いのも認めざるを得ません。

また、授業を受けるというのは、本来自分で本を読んで理解するものを、わかりやすい説明を聞くだけでいいことになります。

時間もかかりませんし、聞くのが中心になるので自習よりも疲れないので、1日自習するよりも、その内3時間授業があった方が楽に勉強時間も増えます。

自習室が使える

私が予備校に通った一番の理由は自習室が使えることでした。

家では弟がYouTubeを見ていて集中できませんし、地元のカフェも昼頃になると人が増えうるさくなります。

高1, 2うちはいいかもしれませんが、受験直前に12時間勉強したいのに集中力を阻害されるのは致命的です。

場所を固定するとその場所に向かった時に自然と勉強するスイッチが入るので、家で「そろそろ勉強しなきゃなー」なんて気を起こす辛い作業を毎日しなくてよくなります。

できるだけ早いうちに長時間集中できる勉強環境を整えておくのは重要で、もし見つからなければ予備校の自習室も考えてみてください。

毎日カフェやレンタル自習室を使うことを考えると予備校で1講座とったほうが安い場合も多いです。

自己管理を手伝ってもらえる

受験生活を自分だけで管理するのは非常に難しいと思います。

学校のサポートが充実していたり、両親が受験に詳しければいいのですが、「どのタイミングで模試を受けなければならない」や「この時期として勉強時間は足りているのか」を自分で振り返れる人はそうそういません。

受験直前は学校も休みになり、先生のサポートもなくなりますが、予備校では受験直前まで、勉強の質問や成績の相談に乗ってくれる点で非常に役に立つと言えます。

また、自分とレベルの受験生が多くいて、比較できるのも大切なポイントです。

高校にに同じ大学を志望する友達はせいぜい5人くらいですが、予備校では1クラス分以上います。

自分の学校内だけの比較で井の中の蛙状態になっていてはまず合格できないので、できるだけ多くの母体数と比較する必要があります。

予備校にいくデメリット

メリットを考えた上で、それを制約するものが何なのかを考えて、自分に適した選択をしましょう。

お金がかかる

予備校に通わないというより通えない人が多いと思います。

メリット尽くしの予備校でも通わない人がいるのはやはり非常にお金がかかることが理由でしょう。

受験産業はどうしても足元を見られて、授業料が高額なイメージがあります。

これに関しては解決策はありませんが、1日の授業で5000円〜10000円かかることを自覚して、絶対に予備校側の言いなりにならず、必要な講座を吟味して取るようにしてください。

自分のやりたい学習ができない

個別授業でない限り、自分がやる必要のない部分は必ず出てきます。

数学の特定の分野が苦手で点数が悪いからといって数学の授業を取ると、それ以外の分野の授業の時間が無駄になってしまいます。

自分でできないところが分かっているのであれば、自分で補修するのが最も効率の良い方法だと言えます。

受験で終わらず長い目で見ても、自分に足りないものを見つけ、目標や計画を立て、努力するのは非常に重要な能力です。

合格だけを意識せず、そういった能力を受験を通じて伸ばすという考え方もすごく素敵だと思います。

まとめ

私は高2の頃まで「予備校は行く必要ない」と豪語していましたが、高3の春から大人しく予備校に通い、受験が終わってみれば予備校に通っていなければ絶対に合格していなかったと感じています。

予備校には良い点も悪い点もあり、向いている人も向かない人もいるので、必ずどっちが正しいという固定概念を持たずに、自分や家計に合った最良の選択を考え直してみてください。

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